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金麦の勝ち! ! [広告・コピー]

ツイッターを眺めていたら、アサヒの松下奈緒のCMが、
サントリーの金麦のCMに被っている、という文章があった。
サイトを見に行った。

確かに被っている。
よくぞここまで・・
恥ずかしげも無く・・
というほどに被っている。

で、ね。
軍配は、「金麦」に上げる。


檀れい、松下奈緒。
どちらも美しい方である。
どちらのCMも、「可愛い奥さん」をイメージしているようである。

でもね。
さすがはサントリー、昔取った杵柄。

目指すところが、明確なのである。

檀れいの奥さんは、昭和の時代にいたような、
野暮ったいかっこした奥さんなのである。
美人なんだけどがんばったおしゃれはしていない。
半袖シャツに膝丈スカート、ウエストで結ぶエプロンに
木綿のソックスはいてお買い物に行っちゃうのだ。

この奥さんは、一番好きなのが旦那さんで、
そして二番目が、旦那さんと飲むビール、ビールの時間なのだ。

そんなに贅沢な暮らしじゃない。
なのでビールもそこそこのお値段のものにする。
それでもいいの、あなたと一緒に飲むビールはこんなに美味しいの・・

そう思ってニコニコしている可愛い奥さんが、CMの主人公なのだ。

美人なんだけど派手なお化粧はしていない。
あの檀れいの姿は、日本の男の人が一番好きな女の人の姿で、
それはおそらく、彼らが子どもの頃に見ていた「お母さん」の姿だ。

家計を切り詰めて、やり繰りして、安いお肉や野菜を買ってきて料理する。
贅沢なおかずじゃないけど、大好きな家族のために作ってくれる料理は
飛び切り美味しい。


だからあのコマーシャルに、「プレミアム」や「リッチ」は必要ないのだ。

かつて大原麗子が「少し愛して、ながーく愛して」とつぶやいたのは
「サントリー・レッド」のコマーシャルだ。
あれは「レッド」だからこそ作れた世界で、
「オールド」ではいけなかったのだ。

それと同じ。


あなたのことが大好きだから、
「金麦冷やしてくるの忘れた! !」と叫び、
「金麦と待ってるからーっっっ! !」と、千切れるほどに手を振るのだ。

可愛いじゃないか、いじらしいじゃないか・・
自分に惚れて、贅沢もできないのに
安いビール買って待ってるんだ・・



かつて浴びるほど飲んでいたお酒を、飲まなくなって久しい。
多分、もう一生飲まないだろう。
金麦の奥さんは、すごく好きだけどね。




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髪・しなやか・ゆらゆら 資生堂「バスボン」1974年頃 [広告・コピー]

多分私が、人生最初に強く惹かれた広告の文句である。
コピーなんて言葉は当時なかった。
コピーライターが脚光を浴び、糸井重里氏が「1行1千万」などといわれるようになるには
あともう数年の時間が必要だった。

私の記憶では、シャンプーの後にリンスをするようになったのが、
小学一年生の頃。
小学校高学年か中学生の頃にトリートメントが出てくるが
それは「週に一度の使用」だった。

女の子達は髪を美しくしようと、せっせと丁寧にリンスに励んだ時代である。


このコマーシャルのモデルは松本ちえ子。
庶民的な顔立ちとスタイルで、そこがよかった。



しなやか

ここまでであれば、何の変哲もない。

最後の「ゆらゆら」。
この言葉が、このCMを不動のものにした。

ゆらゆら

これはエロスの言葉である。

揺らぎはエロスの原点である。


女の子達はせっせと髪を洗いながら、
好きな男子のことを考えていたのだ。

明日学校に行って、○○君に見てもらうとき
髪がきらきらになっていますように。

明日先輩と挨拶するとき、
「髪がきれいだな」と思ってもらえますように。

そんな幼くも一途な少女達の思いに
「ゆらゆら」はちょうどよく効いた。

いやらしくは無い。

けれど、恋のときめきがある。


恋をすると、心がいつも揺らぐではないか。
好きな人と目が逢えば、言葉を一言交わせれば、
まるで雲の上を歩いているようにふわふわするではないか。


秋の、琥珀色の光の中、女子生徒が首をかしげ
髪がゆっくりと撓む。
髪の上に光の曲線が現れる。
髪から微かにいい香りが立ち上る。

髪・しなやか・ゆらゆら

資生堂の中でも高級ラインの商品ではない。
だからこそ、ぴったりときた。

懐かしく、愛おしい、私にとってのコピーの名作である。




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