So-net無料ブログ作成
検索選択
わたしのうた ブログトップ
前の10件 | -

母の日に [わたしのうた]


カーネーション渡す人亡き君たちの心をあたし思っているよ



カーネーション母居るところに行く道が無くて探すも見つけられない



カーネーション渡せた年は幾つやら母よ許せよその少なさを



お母さんいつ来てくれてもいいからね幽霊でいいよ怖くないから



母の日の街の賑わい思い出すあの日泣いてた子もいたろうに



お母さんどんな姿でもよかったよただただ生きていてほしかった



もしそこが春風なびく日向ならのんびり過ごして幸せでいて




nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

見送る人に [わたしのうた]


吾にもはや無き経血の生臭き匂いぞこそが女の誉



色恋を置いてきたのはもう二度と愛されまいと思ったから



私だけ可愛がらない上司居ておっぱい一つ無いからだろうか



五十路にて乳房卵巣子宮をも取り出したなら女と認めず



形変わる体に脂肪のみが増え「醜い」という言葉を思う



孤独死というけど誰も川渡る身は一つなりこの一つなり



看取る人はともに旅立つ人でなくここに留まる人と覚えよ



母在れば揃い体で温泉に浸かろう背中を流してやろう



着衣でいい誰か私のこのからだ力の限り抱いてはくれぬか






nice!(1)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

花々の声 [わたしのうた]



木蓮や咲いて散るまで幾枚の花弁反らすか極みの如く



うすぼんやりどこか眺める肉厚の木瓜の花こそ魔性の女



愛でられて綺麗と言われそれだけで寂しくないか花と生まれて



骨太き大き手によりわれ掴み乱暴に折れ憎むが如く



「明日」など無いかも知れぬ今一度狂うてみたし桜の森で



触れられもせぬ花たちは何思う手折られてこその花ではないのか






nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

永劫童子 [わたしのうた]



父母の娘でありたや吾を抱く二人が骸となりても永劫




世の人が五十で経験することを五つで知らねばならぬ子もいる




接吻も抱擁も無い毎日は風吹き荒ぶ礫が刺さる




私がもっと若くてきれいならこんな思いもしないだろうに




あなたは仕事をしてないと罵倒をされて一日始まる




五つの子人が生きてく哀しみも悔しさ惨めさちゃんと見ている




見えぬ目でいつ縫ったのか白装束「死んだら着せよ」と祖母泣きて言う




言葉一つ返しもできず涙流しあの日私は肯いたんだ




皆して私を馬鹿にしていると知ってる私穴開いた靴




死んでるか生きてるかわからぬ毎日に何の楽しきことのあろうか






nice!(3)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

遍路 [わたしのうた]



もう誰か傷つけったってえじゃないか踏みにじったってえじゃないか




彼岸など無いと思えど美しき声が聴こえるローレライかな




「死んでくれ」そうつぶやいた三日後に看取られもせず父死にました




真夜中に背をそり返し喉を裂く泣き声上げる私の恨み




赤子あやすように一晩膝の上気の済むまで泣け私の恨み




怒り恨み悲しみ悔しさ出ておいで遠慮はいらぬ我が傍に寄れ




抱擁も触れ合いもなくはたとせにならんとするや日を重ねたり




乳房取り子宮卵巣取りてなお女であるということの無残




世界一不幸などとは一度も思うたことなし何度言うたら・・・




幸せと思うよ吾を幾度でも大き小さきよろこびの度




今更に詫びたき人は皆彼岸心届ける術はありしか




言葉紡ぎ紡ぎ紡ぎて伸びゆけばせめて遍路の代わりとならぬか





nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

落花流水 [わたしのうた]


赤い花なら曼珠沙華

思う存分赤く染まれよ

胸に溜まった血の礫

彼岸の花と呼ばれしは

温情なのか罰なのか

罰だというなら罪を教えよ

手折る度胸も持たぬなら

私の体に触れてくれるな




白い花なら木蓮が好し

ませているのに何にも知らぬ

冬の終わりに蕾となって

ただひたすらに身を閉じる

薄紫の春の宵

初めて男に抱かれるように

風のそよぎにほどけゆく

愛され初めし身となりて

真珠と紛う輝きよ



哀れなりしは白木蓮

輝く日々の短さよ

厚き花弁はそのままに

まだら茶色にそまりつつ

張り無きその身は散れもせず

雨降り続きようやくに

この世の生を終えました




黄色花なら連翹を

庭の入り口植えましょう

逆光の中枝広げ

数多の花弁を震わせて

迎え入れるか拒むのか

待っているのは誰なりや







棺の中に収めるは

旅立つ人の顔色が

ほんのほんの少しでも

明るく映る花が良い

残った者が少しでも

自分を責めずにすむように





葬儀の人に手渡され

赤紫の洋蘭を

私と弟一輪ずつ

父の顔に添えました





母の棺に入れたのは

確か白い花ばかり

顔に沿わせて置いたのは

顔に沿わせたその花は





私は忘れてしまいました







nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

聖母 [わたしのうた]



想う人も想うてくれる人も無く抱かれぬ春が又過ぎて行く




子を宿し育む場所を失くした日幾千万のコウノトリ発つ




子を持たぬ女に一生冠されぬ「聖」という字の神々しさよ




好きだとか運命だとか賑わしき時代を今は窓越しに見る





nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

覚書き [わたしのうた]


人間の言葉解さぬ生き物の群れに混じりて在りたいと思う



連休の中日病欠告げる吾電話の後で何故泣いている



つくばって呻いて支えてやっとこさいつか立てなくなる日来るのか



全摘の乳房が遺した平原は広き自由な私の誇り



おっぱいが一つになっても消えません「私らしさ」は私とともに



取り戻す必要は無し「自信」までがん細胞は持ってはゆけぬ



一日だけ五つの頃に返りたし母と祖母とでデパートに行く





nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「幸福駅」まで [わたしのうた]



誰も居ぬ切符売り場でこっそりと「幸福駅まで大人一枚」



遠い日に確かに通ったその駅は海の近くの小さな駅です



生きてたら幾つだろうか父母は数えなければもうわからない



一生は新幹線の如く行く遠慮はいらぬ恋せよ貴方



恋人も夫も要らぬ我なれど声張り上げて泣きたい日のあり



ぬくもりもセックスも無く生きてゆく女一人の残酷物語



その駅は決して至れぬ遠い先目指す間を「幸福」という





nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

クリスマス [わたしのうた]



寂しさと手を握り合い目を閉じて静かに唱えんメリ、クリスマス



団欒は遠く短く懐かしきスノードームに舞い落ちる雪



寝付かれぬその夜がもしも聖夜ならサンタさんに添い寝を乞おうか



永遠に続けと願う光る雪けれど儚しスノードームよ



きらめきの時短しやスノードーム青い春とはそんなものかも



何事も無かったように雪だるま数多見たもの黙して消える



神様はいるのだろうかわたくしの罪を赦すとおっしゃるだろうか



お願いはわたしの大事な命たち守り給えんその一つのみ






nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | - わたしのうた ブログトップ